筆甫の自然
木皿 理さん

私は古田に住む木皿理です。93歳の母と妻、娘2人の5人家族です。

学生時代と仕事の関係で筆甫を離れることが少しありましたが、
これまでの人生のほとんどを筆甫で暮らしいています。

元来、私は広く浅く地元の事を知りたいという地元野次馬です。
高校時代、入部した生物部の先生に「木皿の住んでいる所は阿武隈高地の北端で貴重なところだ。」と言われ、
野草をいくつか採集して持っていったら比較的珍しいものが含まれていて、それがきっかけで3年間どっぷりと
それに浸かっておりました。
興味の多くはスミレの仲間で、キク科やイネ科などの背丈の低い植物でした。

当時と比べて筆甫の山野も大きく変わったように思います。
一番の理由は針葉樹など植林した木々の成長だと私は思っています。多くの日陰をつくり植生が変わり
土質も水質も変化しました。それに繁殖力のある帰化植物や外来のツル植物の侵入もあるでしょう。

数年前に先生にお会いした時、
「大切なのは貴重な生物単体ではなくて、それを育む環境、維持する環境なんだよ。」と話してくれました。
人々が生活しているので、自然を残すのは容易なことではありません。

私にとって興味をもったことは遠い過去の事と思いながらも、
誰かに話ししたくなるような自然がどこかに残っていて欲しいと思うのです。

平成26年3月号掲載

   

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