何よりも今が一番
引地 咲子さん

今回の生き生き筆甫人は「何よりも今が一番いいんだよ。」と、
穏やかな顔でお話してくれた咲子さん。

昭和6年生まれの83歳、筆甫の裏区にて7人兄弟の4番目として生まれ、
昭和28年にご主人の正一さんと結婚。3人の子供を授かり、
現在は正一さんと息子さんの3人家族です。


結婚してすぐに東山に開拓に入り、毎日のように開墾と木材の運搬、炭焼きなど休む暇なく働きました。
何も無いところから自分たちが暮らす家、田畑をつくっていく作業は本当に苦労の多いものでした。
その中でも集落に電気がきて、同じ開拓の集落の人たちが咲子さんの家に集い、
みんなでテレビを見たことは本当に懐かしい思い出です。

一方、開拓に追われて大切な子供の成長をしっかり見られず寂しかったそうです。
子供たちは旦那さんの実家で過ごし、会えるのは週末ぐらい。
学校の授業参観などで子供の成長を見られることが何よりも嬉しかったそうです。

咲子さんの趣味は野菜づくり。以前は娘さんやお孫さんに野菜を送っていましたが、
今は放射能の影響を考慮して送っていないそう。
「生きがいを失ったような気持ちだ。」と話してくれました。

若い頃から大変苦労をされてきた咲子さんですが、さまざまな苦労話も穏やかにお話してくれ、
それでも「今が一番」といえる強さをもつ咲子さん。

これからもますますお元気で!

平成26年8月号掲載

   

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