凍みもち
佐久間 和子さん

振興連からのお知らせに、ごんぼっぱで凍みもち作りを計画中との企画があり、
亡き母が冬になるとごんぼっぱのたっぷり入った凍みもちを作っていたのを思い出し、
懐かしくなりました。

ごんぼっぱは山に自生している山ごぼうの葉で、5月から6月ごろの若葉をとって凍みもちを
つくります。


春、山菜の季節になると、母と山へ行くのが楽しみでした。
ぜんまい、わらび、たらの芽、しどけ、うるいなど山菜と一緒にごんぼっぱもたくさん取ってきました。

丁寧にごみを取り、十枚位づつ紐で通し、よく乾燥させて冬まで保存します。
冬の寒さが厳しくなるころ、ごんぼっぱもちをつきます。

もちつき機のない時代、「うす」と「きね」を用いてのもちつきはとても賑やかで楽しいものでした。
少し厚く切ったもちを凍み豆腐のように藁ではさんで、竿にかけて充分乾燥させます。昔は今より寒かったような気がします。

黒っぽくて見た目は悪いですが、水でもどし、焼いて食べるとごんぼっぱの香りがして、とても美味しいものでした。
天ぷらのようにした揚げもちも大好きでした。

たくさん作り、「筆甫の味」といって手みやげとしても使っていました。
祖母が「凍みもちが食べたくなって店で買ったら、ごんぼっぱでなくヨモギだった。
凍みもちはやっぱりごんぼっぱが一番おいしい」と
話していたことがありました。

忘れかけていた懐かしい味に出合える事を楽しみに、今回の凍みもちづくりに参加したいと思います。

平成28年7月号掲載
   

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